英語習得に必要な語彙数って、いくつ?
いったい、どのくらいの語彙数が英語習得に必要なのか?
日常会話なら2,000語。
いや、500語で足りる、なんて本もあるし。
英検1級なら10,000語以上らしい。
では、どこまで語彙力強化に力を入れるべき???
これを改めて考えるような出来事が、最近ありまして。
ときどき英会話個人レッスンを受けています。
先生は、仕事仲間であり友人であり、帰国子女で海外滞在歴20年以上。
仕事は、英語関係ではなく必要がないのでTOEICも英検も受検したことないけれど、その能力を試験で計ることが無意味なレベルの英語力!
「こんなに英語が出来るなんて、すごい!」
というより、
「こんなに日本語が通じるアメリカ人は、他にいないだろー」
って感じ。
先生は日本人ですが、日本人なのは見た目だけ。
英語力も発音も考え方もアメリカ人です。
レッスン中にair quotes(会話中のジェスチャーで、ある単語に特別意味を持たせるときに“ ”に似たサインを左右の指で作ること)したり、
cross fingers(幸運を祈る時に、十字架に似せて左右の指を交差させる)を自然にしちゃうのを見るたび、
「あっ!それドラマで見るやつ!」
「私もそんな風にやってみたいぃ〜」
と毎回思っています。
その先生が、
「難しい単語ばっかり覚えないで。もっと簡単な単語を使って会話できるよ」
と、よく言うのですが。
先週のレッスンのフリートーク中そんな先生の口から、するっと出てきた単語は
denomination(宗派)
とか
acclimate (順応する)
とか。
ぜんっぜん簡単な単語じゃないっ( ・∇・)
がおぉ〜‼️
ま、知らない単語は、気が遠くなるほど存在するには確かですけど( ̄▽ ̄)
その中で
「いま、優先的に覚えるべき英単語かどうか」
を判断する基準としているアプリがコレです。
アルクの『究極の英単語 All-in-On版』
アプリにしては、少々高価です。
これ、もともとは初級、中級、上級、最上級とそれぞれ3,000語づつ、4つのアプリでした。
私が英語の勉強を始めた約4年前は、このバラバラのアプリしかありませんでした。
「自分が目指す英語力」は、このアプリでいうと一体どのレベルの単語まで必要なのか??
「究極の英単語 中級Vol.2」で足りるのか?
それとも「究極の英単語 上級Vol.3」まで行かないと使い物にならないなのか?
迷った末に、すべて購入しました。
はじめのうちは
「rummage(かき回して探す)はレベル12かぁ。なら、まだ覚えなくていいよね」
「summon(〜を招集する)はレベル5だ!覚えとかなきゃ」
と区別するのに便利でした。
でも、学習を進めるうちに分かってきたのが
「最上級」つまり12,000語は、
最低ライン
だということ。
12,000語に掲載されていない(それ以上の難易度)の単語は、こども向けの簡単な童話にさえガンガンに出てくるのです。
そして、
「ここまで覚えれば大丈夫」とか
「まぁ、このくらいの英会話力があればいっかぁ」
という限度を決めた学習ほどモッタイナイことはない!
ということ。
この『究極の英単語 All-in-On版』が新しくリリースされた時には即買いしました。
4つのアプリと内容が同じだということはわかっていましたが、単語を調べる手間が1回で済むことに比べたら安いもんです。
ちなみにレッスン中に出てきた
denomination(宗派)はレベル11
acclimate (順応する)は『究極の英単語 All-in-On版』には掲載されていません。
つまりレベル13以上ということ。
友だち同士が日常的にするような会話を英語でしたいなら、
「12,000語は最低ライン」
いまは、そう感じています。
だいたい、リスニングにしても「聞き取れていない」原因は、単純に「出てきた単語を知らないだけ」の場合も多いのです。
前回、こんな記事を書きましたが、
『マジタン』の13,000語と『究極の英単語 All-in-On版』の12,000語にはズレがあります。
『究極の英単語 All-in-On版』の12,000語に掲載されていても、『マジタン』13,000語には含まれていなかったり。
また、日本語訳もまったく一緒ではありません。
英単語と日本語訳が一対一にはならないので当然ですが。
そういう意味でも、単語アプリはいくつも併用すること必要性を感じています。
英単語の持つそのものの意味は、なるべく多くの例文を読むことによってしかイメージできない、と思うからです。
語彙力強化は、私にとっては英語学習の中でかなり力を入れているところなので、また書くつもりです。
英検準1級合格も、大問1の25題中24問正解と、語彙力が貢献した部分が大きかったので。