英会話スクール講師になるにはTOEIC何点必要?
私が昨年秋から始めた、英会話スクール講師の仕事。
ある求人広告で見つけたものです。
そこには、こう書かれていました。
☆年齢・学歴・経験など不問
☆求めるスキル TOEIC650点以上(目安)
へ??
TOEIC650点???
そんなんで良いの?????
そんな風に思ったあなた!
私ねこまたも同じように思いました。
「そんな程度の点数で、ホントに英会話講師が務まるの?」
って。
でもまぁ、自分に出来るものならやってみよ!
と、求人広告を通じて応募。
スクール代表者からは、メールで
「履歴書と英検かTOEICの最新のスコアを持参の上、面接にお越しください」
とのことだったので、TOEIC895点(当時)のアビメと英検準1級の合格証書を持って面接に行くことになりました。
スクールに到着すると、代表者の女性がまず現れて、
「そちらの椅子でお待ちになって下さいね。
コーヒーが良いですか?それとも、お茶?」
「では、お茶で」
と答えると、その女性はキッチンに向かっていき…入れ替わりに現れたのは、外国人の男性。
若くて長身、金髪の「日本人がイメージするネイティブそのもの」って感じのイケメン男性。
「はじめまして。僕はマイク(仮名)。面接に来た人だよね?」
↑もちろん英語で言ってます
そうです。初めまして。ねこまたと申します。
今回の求人広告に応募してきたものです。
↑もちろん英語で応えました(^_^;)
「僕はいつも、あっちの部屋でレッスンしているんだ。だから、わからないことがあったら、いつでも聞いてくれて良いよ」
おぉ。それはありがたいです(*^_^*)
「僕が担当している生徒さんは約60人。10代から80代まで」
80代(◎_◎;)ですか?!
それは、すごい!!
「そうだよね。そして生徒は、女性が多いんだ」
ほぉ…そうなんですか?それは、またどうして?
「それは、このスクールの特徴として…(以下略)。
ほかに何か聞きたいことはある?」
そうですね…
ここに履歴書を持ってきていて、そこにも書いたんですが、一番気になっているのは、私は他に本業があって。それで時間的に制約があること。それにスキルも、こちらが求めているものにマッチしているどうか…」
「なるほど。じゃ、そのへんの詳しいことはreiko(仮名、代表)と話してみて」
🐈🐈🐈
この外国人の講師と話していて、途中からうすうす気がついていたのですが、この会話そのものがどうやら英会話力をみる「採用面接」だったらしい…σ(^_^;)
マイク(仮名)があまりにも自然に、自己紹介からスモールトークに持っていったから、最初はまったく気がつかなかったのですが。
途中までは、相づち+ちょっとした質問、まともに英語で話したのは最後の質問に対してくらい。
それでも、レスポンスの早さとか自然な応対が好印象だったようで、そのあと代表と少し日本語で話すと、
「では、採用ということで!」
と、その場で採用が簡単に決まっちゃいました!
🐈🐈🐈
その後、仕事を始めてみての感想ですが、この「TOEIC650点以上の採用基準」はやっぱり低すぎると思っています。
というのは、他の日本人講師でTOEICのスコアを持っている人は、すべて800点以上でした。
900点以上の人(今は、私も900点以上になりましたが)のほうが多いです。
仕事を始めてしばらくしてから、スクール代表に
「この内容を教えるのに、TOEIC650点程度ではキツイのでは?」
と尋ねたら、
「でも、TOEICの点数が低くても、英語すごく話せる帰国子女もいるし」
と。
う〜〜む、そうかなぁ?
そういう英語バリバリの人はむしろTOEIC受ける必要がなくて、スコア持っていないのではないか??
TOEICを受験するために一生懸命勉強して、その結果650点程度では、英会話スクールで文法やTOEICを教える講師を務めるのは、無理があると思う…
あとから知ったのですが、実際このスクールの日本人講師は、私以外は帰国子女か留学経験者しかいませんでした。
純ジャパで、しかも40代になって初めて英語を教える仕事についたのは、私ねこまた一人だけ(;゜0゜)
現在の私のTOEICスコア935点よりも、低いスコアの講師もいますが、「日常英会話スキル」としては、みんな高い!
やっぱり会話力では、帰国子女や留学経験者には敵いません(>_<)
この「英会話スキル」を高めていくことが、私の今後の最大の目標です。
とは言え、TOEICスコアがなければ英語講師の仕事を得ることも出来なかったでしょう。
仕事を得ることが出来れば、給料をもらいながら必死に勉強をするうちにスキルアップも叶います。
まずはTOEICテクニックを磨いてスコアアップを狙うのは、そういう意味で必要だと思います。
参考までに、英検準1級合格よりもTOEIC895点の方が面接ではウケが良かったです。
TOEIC900点突破した勉強法についても、そのうち書いてみます。