英検準一級面接レポート〜その4

順序が逆になりましたが、面接の最初に行われるスモールトークについて書いてみます。

 

今回の会場は都内某高校。

午前10時試験開始のところ、30分以上前に会場に到着。

そこには校舎玄関から校門に続く長い列。

受付に時間がかかるようで、寒いなか外でずいぶん待たされ、体は冷え冷え。

もっと暖かいコートを着ていくんだった…

 

受付を済ませると、控え室へ。

しばらく待たされたあと、受付順に別室へ案内されます。

来た順に面接、というわけです。

廊下には受検者用の椅子がいくつか用意され、一人づつ会場へ呼ばれます。

私の前には二人の受検者が順番待ちをしていました。

 

一人目の中年の男性が呼ばれ、教室に入って行きました。

ここ、普通の高校の教室なので、中で話している声がなんとなーく聞こえてくるんです。

テスト結果には影響しないスモールトークってどんなこと話すんだろう?

と聞き耳をたてていると…

 

面接官:自己紹介をお願いします。

(英語で言ってます)

に続いて聞こえてきたのは、長〜〜〜い自己紹介。

ちゃんと聞いてはいなかったのですが

 

「この人、英語話し慣れているな。

普段から仕事で英語使ってるんだろうな。

途切れないぞ。

すごいな。

しかし…

喋りすぎじゃないか??

長いぞ〜〜!」

 

 その後のナレーションとQ&Aもスムーズに話してる気配が。

 

2次面接の問題カードは、複数用意されているらしいです。

何か聞き取れたとしても自分とは違うカードの可能性が高いので、

ほかの受検者のスピーキングが聞こえてきたとしても、参考にはなりません。

なので、途中から聞き耳たてるのはやめました。

 

しかし、寒いな。

廊下で待たされてる間に、また体が冷えてきた…

  

もう一人も終わり、とうとう私の番。

緊張のせいか、寒いのか謎だけど、とにかく体がブルブル((((;゚Д゚)))))))

私”May I come in?”

と震える声で教科書通りの言葉を言ってから室内に入ると、

面接官”Please take s seat.”

と、これも教科書通り。

 

面接官は、感じの良い中年男性でした。

目の前には、受検者用に椅子が2つ。

「ってことは1つは荷物用ね」

と解釈して、隣の椅子にリュックを置こうとしたら…

ドサッ!

と大きな物音と共に、リュックを落としてしまいました!

“sorry”

と言いつつ、リュックを置き直す私。

ここで面接官、見るからにアウトドア用のリュックに興味を示して何か言ってきました。

も〜〜緊張MAXで、なんと言われたかまるで覚えていない。

でもリュックのことを言われたのは確かなので、

私:趣味で山登りとかクライミングするので。

と答えたところ

面接官:そうなんですか!私も以前やってましたよ。

おー、なんたる偶然!

ここで、クライミングに関して少し話が弾みました。

 

一段落したあと、例の

面接官:自己紹介をお願いします。

あ、スモールトール終わりじゃなかった…自己紹介もするのね。

私”I’m a ○○○ .

And I belong to a ○○○ company.”

自己紹介すると、ほぼ100%ここで相手のツッコミが入ります。

ツッコミ入れたくなるような職業ですので。

案の定、ここで面接官からツッコミ。

私は一人で話し続けるより、会話を楽しむ方が好きです。

相手の興味によって話題を変えたり、会話が思わぬ方向に転がっていくのは楽しいです。

 

自由会話はなかなか良い感じに進みました。

オンライン英会話でフリートークをしていると、そこそこの「英会話力」はつきます。

しかし、英検の面接はconversation能力よりもspeaking能力を測るためのものなので、微妙に違うんですよね。

そのため、最初のスモークトークは良い感じですすんでいたのが、テストに入った途端ちょっと堅くなってしまったんでしょうね…