英検準一級面接レポート〜その1

2次試験がどんな感じだったのか、覚えている限り具体的にレポートしてみます。

 

成績としては、ナレーションが15点満点中の10点。

Q&Aが20点満点中の15点。

アティチュードは3点満点中の2点。

38点満点中の27点でした。

ちなみに合格点は22点。

 

この結果には納得していません。

 

あ、採点に異議あり!って意味ではないですよ。

た〜くさん準備してきたのに、力が発揮し切れなかったような。

もうちょい出来ると思ってたのにな…

It wasn’t supposed to be like this …

 

では、実際に振り返ってみます。

まずはナレーションについて。

 

4コマ漫画のようなイラストが書かれている問題カードを、面接委員から受け取ります。

面接委員:You have one minute to prepare before you begin your narration.

の言葉とともにストップウォッチが押され…

<1分後>

面接委員:Please begin your narration.You have two minutes.

で、2分間のナレーションを始めることになります。

 

今回の4コマは、こんな感じ。

 

1コマ目

自宅で夫婦が一緒に食卓について食事中。

妻の手料理を褒める夫。

「!」と何かを思いついた妻。

 

2コマ目

夫に求人広告の募集を見せる妻。

夫は、働きたい妻に賛成する。

 

3コマ目

場面が変わり、レストランで忙しそうに料理人として働く妻。

レストランは客でいっぱい。

 

4コマ目

再び、家の中。

妻が仕事に出かけようとしている。

夫の目の前の食卓には、ラップに包まれた料理の皿。

 

 

 

とっても単純な起承転結。わかりやすいお話です。

でも、これを英語で的確に描写するのって、実はかなり難しい。

 

最初の一文は、問題用紙に書かれているので、それを読むだけです。

もう記憶が薄れてきて確かではないですが、

One day, a wife and a husband were having dinner at their home.

みたいな文章だったと思います。

この文の続きを、自力で英作文しながらナレーションする訳です。

当然、1分間の準備時間ですべての文章を考えられるはずはなく、絵をみて話しながら次の文章を頭で考えることになります。

 

しかし1分間の準備時間って短い!

そして2分間のナレーションって長い!

 

2次試験の前に個人レッスンで相当練習してきたのですが、この時間感覚って緊張しているとわからなくなります。

 

必死の思いで口を動かし、おそらく多くの文法ミスも重ねながら、いつのまにか4コマ目に突入。

あまりにあっさり最後のコマまで来てしまったことに気がついて、

「ま、まずい。こんなんじゃ時間が余り過ぎる。たいした描写もしていない。

人物の表情とか、気持ちも言わなきゃ」

と焦って、4コマ目だけ文章たくさん、というバランスの悪さ。

それでも2分間よりも、だいぶ短く終わってしまった気がします。

 

一番の反省としては、「One day,…」のすぐ次、つまり自分で作成する最初の文章がすんなり出てこなくて、数秒沈黙してしまったこと。

これが、痛かった。

ここでリズムに乗れると自分でも勢いがつくし、面接官の印象も違うはずです。

英検準一級を受験予定の方にぜひおススメしたいのは、まずこの一文がすらって言えるように1分間の準備時間を使ってください、ということ。

 

次回は、ナレーション後のQ&Aについて書いてみます。