こんな『英語の仕事』を始めました〜その3
『英語の仕事』を始めましたと書いていますが、職場では英語ばかり使っているわけではありません。
『日本語で』取引先に電話したり、『日本語で』問い合わせメールしたり、『日本語で』書類を作ったり。
電話に出たら『ニーハオ』っていきなり言われたことも(°▽°)
時間にしてだいたい日本語7割、英語3割くらいでしょうか。
(中国語は、わかりましぇん💦)
この仕事の求人広告の応募条件には、TOEICの点数や英検の資格の記載はありませんでした。
ただ『日常会話レベルの英語力必要』とだけ。
(・∀・)日常会話って、どんなレベルよ???
この仕事を始めてまだ3週間ですが、TOEICの勉強をしているからどうにか出来ている感じです。
英語で日常会話がちょっと出来るくらいでは、あんなレベルのレポートの英文を訳したり、上司が言うようなメール書いたりは出来ないと思うぞ。
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ここで、『英語の仕事』をやってみたいと考えている人に、ちょっとだけ役立つかもしれないヒントを。
求人広告の応募資格に『TOEIC700点以上』とか『英検準1級以上』とか、はっきりした基準を設けている場合もあれば、『英語が好きな気持ちだけあればOK』なんて、ゆる〜いことしか書いてない場合もあります。
もし自分がTOEIC840点取得していて、興味のある仕事が『TOEIC850点以上』だったら??
私としては「その仕事に応募するのは、まだやめておけ」と言いたいです。
友人の旦那様が、東証一部上場の大企業に勤めています。
日常的に仕事で大量の英文の契約書をチェックしている、とのこと。
会社の規定でTOEICの定期的な受験が義務付けられていて、直近のTOEICスコアは920点。
TOEIC920点…
以前の私にとっては、雲の上のようなレベルでしたが。
今となっては「マジメに勉強していれば取れるはず」で「近いうち取らねばならない」レベルの点数になりました。
残業続きで忙しい友人の旦那さん、TOEICのための勉強は特にしていないはずです。
もしも(⁉️)、7/29に受けた第232回TOEIC公開テストの結果、私が920点を取れたとしても、同じ英語力だとは思えません。
「普段の仕事の延長で取れた920点」と「テスト対策の結果920点」とは相当の差があるだろうな、と思うのです。
さまざまな試験テクニックを駆使して取得した点数では、もしかしたら会社が求めているレベルの英語力としては足りていない可能性もあるかもしれません。
なので、このブログを読んでいるような努力家の英語学習者が、初めて英語関連の職を始めるなら、自分の持っている資格より一段下のものからチャレンジして、ステップアップしていく方が良いような気がしています。
『英語の仕事』と一言にいっても、求められる英語力はさまざま。
英語のスキルよりも、事務能力やマルチタスクが大事な場面も多いです。
それでも、実際に英語を仕事で使ってみる体験によって得られることは大きい!
ずいぶん以前に書きましたが、安心安全な『お客さま状態』の自動車教習所で英語を使用しているのと、路上に出て運転するのとでは、学べることも違ってきますから。