映画「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」

あぁ、もぅ〜!

 

夫婦だからって、なんでも正直に言えば良いってもんじゃないでしょ(>_<)

適当な落としどころを見つけるのが、大人じゃないかい??

 

って映画です。

 

 

レオナルド・ディカプリオ

ケイト・ウィンスレット

キャシー・ベイツ

 

 

このキャスト、狙ってますか?

狙ってますよね!

 

誰でも「タイタニック」を思い出さずにはいられないでしょ。

 

タイタニック(字幕版)

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  • James Cameron
  • ドラマ
  • ¥1000

 

キャシー・ベイツは、ジャック(ディカプリオ)に唯一好意的だった金持ちのお客のおばちゃん。

 

こっちは3時間越えの超大作。

体力のあるときに、腰を据えてちゃんと見るものですが。

 

『レボリューショナリー・ロード」は所要時間2時間。

長さはごく普通の映画です。

 

でも精神的には消耗する映画なんで、疲れている時には見ないほうが(^_^;)

 

特に、カップルや夫婦がうまくいってなくて

「この人でなくて、別の生き方もあったかも…」

なんて気持ちが少しでもあったら、

 

いま見るのは、やめておけっ!

 

 

映画のセリフから

 

“You are swell”

君は素敵だよ。

 

ディカプリオ演じるフランクが、情事のあと浮気相手に言った言葉です。

 

 

この”swell”の使い方、初めて知りました。

いままで“swell”は「腫れる」「膨らむ」の意味でしか知らなかったのですが↓

 

[例文]

His leg began to swell as soon as it was broken.

骨折した途端に彼の足はむくみはじめた。

 

 

調べてみたところ、この”swell”=「素敵」は古い言い方のようですね。

この映画は1950年代のアメリカを舞台としているので、その時代っぽい言い方なのかも。

 

この映画の終盤にも”swell”がもう一度出てきます。

 

“It was a swell breakfast.”

ステキな朝食だった。

 

こちらは、ウィンスレット演じる妻のエイプリルに向かって。

 

 

 

もう一ヶ所印象に残ったセリフ。

フランクが妻エイプリルに浮気を告白した場面。

 

「私は気にしないから」と、夫の浮気の話を初めて聞いても平気な様子のエイプリルに、

 

フランク “Don’t you understand that I want you to care!?”

僕は、気にして欲しいのに。

エイプリル “I know you do. And I suppose I would if I loved you.”

わかってる。愛していれば気にするわよね。

 

 

おぉお。

仮定法過去、こうやって使うんだな((((;゚Д゚)))))))

 

 

以上、今回のセリフは「知っていると便利な表現」ならぬ

「たぶん一生使わないであろう英語表現」でした。

 

 

 

 

この映画は、私が選ぶ

「愛し合った夫婦が、どちらが悪いのでもなく年月を経て酷い状態になる映画」

(長いっ)のベスト2に入ります。

 

もう一つは、

ブルーバレンタイン

 

 

これも、女性と男性で感想が違う映画だろうなぁ。

 

彼は最初から結局、なにも変わってないのね。

 

彼女を喜ばそうと、道端でウクレレを弾いて歌う彼。

それに合わせてダンスするだけで、幸せだった彼女。

 

はじめは「そんな彼」が好きだったのに、いつも間にか「そんな彼」に愛想を尽かして、彼女の気持ちはも〜どうにもならん、という。

 

こっちの方が「いかにもありそう」な感じで、怖いっちゃ怖い:(;゙゚'ω゚'):

 

 

ちなみに、「カップルで一緒に見てはいけない映画」として話題だった

『ゴーンガール』

 

ゴーン・ガール (字幕/吹替)

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これは奥さんが「普通じゃない」ので、そういう意味では怖くない。