映画「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」
あぁ、もぅ〜!
夫婦だからって、なんでも正直に言えば良いってもんじゃないでしょ(>_<)
適当な落としどころを見つけるのが、大人じゃないかい??
って映画です。
このキャスト、狙ってますか?
狙ってますよね!
誰でも「タイタニック」を思い出さずにはいられないでしょ。
キャシー・ベイツは、ジャック(ディカプリオ)に唯一好意的だった金持ちのお客のおばちゃん。
こっちは3時間越えの超大作。
体力のあるときに、腰を据えてちゃんと見るものですが。
『レボリューショナリー・ロード」は所要時間2時間。
長さはごく普通の映画です。
でも精神的には消耗する映画なんで、疲れている時には見ないほうが(^_^;)
特に、カップルや夫婦がうまくいってなくて
「この人でなくて、別の生き方もあったかも…」
なんて気持ちが少しでもあったら、
いま見るのは、やめておけっ!
映画のセリフから
“You are swell”
君は素敵だよ。
ディカプリオ演じるフランクが、情事のあと浮気相手に言った言葉です。
この”swell”の使い方、初めて知りました。
いままで“swell”は「腫れる」「膨らむ」の意味でしか知らなかったのですが↓
[例文]
His leg began to swell as soon as it was broken.
骨折した途端に彼の足はむくみはじめた。
調べてみたところ、この”swell”=「素敵」は古い言い方のようですね。
この映画は1950年代のアメリカを舞台としているので、その時代っぽい言い方なのかも。
この映画の終盤にも”swell”がもう一度出てきます。
“It was a swell breakfast.”
ステキな朝食だった。
こちらは、ウィンスレット演じる妻のエイプリルに向かって。
もう一ヶ所印象に残ったセリフ。
フランクが妻エイプリルに浮気を告白した場面。
「私は気にしないから」と、夫の浮気の話を初めて聞いても平気な様子のエイプリルに、
フランク “Don’t you understand that I want you to care!?”
僕は、気にして欲しいのに。
エイプリル “I know you do. And I suppose I would if I loved you.”
わかってる。愛していれば気にするわよね。
おぉお。
仮定法過去、こうやって使うんだな((((;゚Д゚)))))))
以上、今回のセリフは「知っていると便利な表現」ならぬ
「たぶん一生使わないであろう英語表現」でした。
この映画は、私が選ぶ
「愛し合った夫婦が、どちらが悪いのでもなく年月を経て酷い状態になる映画」
(長いっ)のベスト2に入ります。
もう一つは、
これも、女性と男性で感想が違う映画だろうなぁ。
彼は最初から結局、なにも変わってないのね。
彼女を喜ばそうと、道端でウクレレを弾いて歌う彼。
それに合わせてダンスするだけで、幸せだった彼女。
はじめは「そんな彼」が好きだったのに、いつも間にか「そんな彼」に愛想を尽かして、彼女の気持ちはも〜どうにもならん、という。
こっちの方が「いかにもありそう」な感じで、怖いっちゃ怖い:(;゙゚'ω゚'):
ちなみに、「カップルで一緒に見てはいけない映画」として話題だった
『ゴーンガール』
これは奥さんが「普通じゃない」ので、そういう意味では怖くない。